念頭平松

出典: 沖縄事典

伊平屋島

念頭平松(ねんとうひらまつ)

今から約500年前、古琉球の世の正徳23年、国吉伊平屋比嘉地頭の時代に植えられた、今のこの松よりも美しい松がありました。兄松と呼ばれ愛された巨木でしたが、あるとき隣の伊是名島の山太築登という者に盗伐されてしまいました。彼は聖なる松を伐った崇りで病気になり、亡<なったと伝えられています。その後、山太築登の弟や親類が「兄念頭松を伐ったおわびに」と植えたのが、現在の念頭平松。平成6年、周辺一帯が「念頭平松公園」として整備され、村民のオアシスとなっています。木陰に寄り添えば、伝説の息吹が聞こえてくるようです。 県天然記念物